「人が足りない…」
「求人広告出してても反応がない」
「求人広告って何を書けばいいの?」
そんな歯科クリニックさん向けセミナーを、
2024年7月17日に開催しました。
「求人に対するアプローチが面白かった」
との声もいただいたのでコラムで紹介します。
今回は医療機関向けで開催しましたが、
どの業界でも使える考え方ですので、
求人広告にお困りの方はぜひご覧ください。
求人広告の書き方「来て欲しいスタッフ像」を明確にする
結論からいうと求人広告では
「来て欲しいスタッフ像」
を明確にすることが重要です。
もちろん、給与や勤務時間などの
基本的な条件を整理する必要はありますが、
伝え方に限っては「誰に」が超重要です。
セミナーでは、
「来て欲しいスタッフ像を明確にする」
に絞って、ワーク形式でお伝えしました。
スタッフ像が明確なほうが選ばれやすいワケ
一例として、
「若手スタッフ」と
「転職活動中のベテランスタッフ」を
採用したい場合で考えてみます。
この2人、Web求人媒体を開いたとき、
どんなことを感じていそうか考えてみました。
教育環境が整った職場で働きたいな。できれば週休2日制、ゆくゆくは結婚も考えているから、育休実績があると安心だな。
そろそろ子どもも1年生か…。学童に通わせないと時間的に厳しいけど、働き方を変えるって手もあるよな。もっと勤務時間が短い職場を探してみようかな。
もちろん一概にはいえませんが、
こんな風に考えている人も少なくないはず。
そう考えると、
仕事(転職先)に求めるものが少し違うこと
に気づきませんか?
この場合なら、
若手スタッフ採用 ➡ 教育体制
ベテランスタッフ採用 ➡ 勤務時間や働きやすさ
を中心に書いたほうが「自分に合いそう」
って思ってもらえそうではないでしょうか。
AとB、どちらを選びますか?
セミナーでは、こんなスライドも出しました。
もし、どうしてもゴルフクラブを買わなければいけないとき、皆さんはAとBどちらを選ぶでしょうか?
参加者の方々に手を上げていただいたところ、
満場一致で「B」でした。
AよりもBのほうがより具体的で買った後のイメージが浮かぶ
Aはゴルフにくわしい人なら選ぶかもしれないけど、Bは誰が読んでも分かりやすい
とのこと。
自分が選ぶ立場になると分かりやすい。
でも、書き手側になると、
こんな形になることもあるのです。
実はAは実際のWeb求人媒体に
掲載されていた内容を参考にしました。
どちらを先にクリックするかと考えると、
こちらも満場一致で「B」
ことばが少し違うだけで、
印象まで大きく変わってしまうのですね。
だからこそ、
どんな言葉で求人広告を出すかは重要です。
求人広告を考えていく3つのステップ
これらを踏まえ、
セミナーではこの順番で求人広告を
作っていくことをお伝えしました。
- 自院の特徴を書き出していく
- 来て欲しいスタッフ像を明確にする
- ①と②の組み合わせて求人文を書く
このステップで考えていくと、
より具体的な内容が出てきやすくなります。
実際に取り組んでいただいた皆様からは、
自院の採用文に早速試してみます!
こんな風にあらためて自院のことを振り返ることは今までなかった!
といったお声もいただけました。
求人広告の費用を無駄にしないために、伝え方にひと工夫◎
集客やPRのために広告を作るときは、
読み手の方に話しかけるように
文章を作っています。
今回はそれを求人広告に応用したのですが、
「アプローチの方法が面白い」と
いっていただけたので安心しています。
今回のセミナーにご参加いただいた皆様、
ありがとうございました!
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